お客様活用事例の作り方を解説!仕組み化するには?

何事も仕組み化しておくと、あまり小難しく考えなくても半自動的に進めていけます。事例作成も仕組み化して、できるだけ悩まずに量産できるような体制を構築したほうがよいです。お客様活用事例の効果や威力、メリットについては下記の記事で説明していますので、関心のある方は読んでみてください。

役割分担を明確にして事例づくりをする

事例候補の選出、お客さんの許可取得は「営業担当」

会社が営業活動をしている限り、基本的にお客さんは増えていきます。そのお客さんが「どこに住んでいて」「どんなビジネスをしていて」「どんな規模で」そして「どのくらい事例に向いているか」は営業担当が一番よく知っています。実際にやり取りをしているからです。これはマーケティング担当にはできない部分です。やろうとすると精神がすり減ります。面識もない人に事例に載ってくれませんか?とお願いするのは非効率なので、事例候補の選出は営業にお願いしましょう。営業も自分のお客さんを事例にできれば、彼ら自身の営業ツールにできますし、お客さんの宣伝にも貢献できて(そしてお客さんの商売が調子良くなれば、クロスセルやアップセルが見込めます)、いいことづくめなので協力してくれるでしょう。

取材、デザイン、文字校正、印刷およびWeb掲載は「マーケティング担当」

この部分でマーケティング担当の能力を発揮します。とはいっても、基本は外注します。

デザインのテンプレートを作る

まずデザインやレイアウトは外注してテンプレートを作ってしまいましょう。このときにライターも兼ねてくれる人材がいる制作会社だと文字数の調整やイレギュラーなレイアウト変更の際の対応が楽です。

取材日の日程調整をする

営業からお客様を紹介してもらったら取材のスケジューリングをします。お客様と我々、そしてライターさんの日程調整です。

取材に赴く

実際にお客さんのところへ取材に行きます。オンラインでの取材もいいですが、実際に対面で訪問して社内やインタビュー中の様子を写真に撮っておいたほうが、記事の個性を出すのにも役立ちますし、なにより対面できちんとお客さんにご挨拶する方が、今後のお付き合いをするうえでもスムーズです。インタビュー中の写真は自分で撮ります。カメラマンを雇うほどの品質は必要ないからです。ただカメラ自体はある程度いいものを会社として買っておいたほうがいいです。最近はスマホでもいい画質の写真が撮れますが、きちんとしたカメラを使ったほうがお客さんに「本気度」が伝わりますので、できれば「ああ、これはきちんとしたインタビューなんだな」という印象を与えて、お客さんにもその姿勢で臨んでいただけるとよいですね。

文字校正をする

同席したライターさんから後日原稿が上がってきたら、自分たちで文字校正をしたあと、お客さんにも原稿を確認してもらいます。場合によっては再校、再再校とあるかもしれませんがその調整役をします。

印刷をする

校了したら印刷します。最近はオンデマンドでネット印刷してもらえるサービスが普及していますので便利です。一番はじめのときは色校などして完成品のチェックをしたほうがいいと思いますが、量産体制に入ったら特に気にせず最初から数百部単位で発注します。

Webへ掲載する

自社のコーポレートサイトに事例を掲載します。これは環境にもよりますが、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)で作られているサイトの場合は楽だと思います。HTMLを編集しないといけない場合、それが外部の制作会社だと手間や時間、コストが増えるので、できれば自分でHTMLをかけるようになるか、CMSのサイトにリニューアルしたほうがいいです。

SNSでの発信をする

Webへの掲載が完了した時点でSNSでの発信もしましょう。このとき併せて、お客さんへの連絡もします。メールでいいと思いますが、お礼と、Web掲載のURL、およびサンプルとして完成した事例をお送りする旨伝えるとよいと思います。

印刷物の在庫管理、必要に応じた発送業務は「営業事務」

印刷物が納品されたら、倉庫にしまうくらいはマーケティング担当がやっていいと思いますが、その後の在庫管理や、営業からの依頼に応じた発送業務は営業事務に引き継ぎます。製品やカタログなどの管理、発送業務をする部署があればそこに依頼してもよいです。マーケティング担当は新たな事例作成のに注力します。

外部のライターさんに依頼するメリット

ライターさんにお願いするメリットは、プロに書いてもらえる、自分で書かなくていい、というのも大きいのですが、「お客さんから修正が入ったときに自分でショックを受けたりしない」というのもわりと大きいです。誰しも自分で書いた文章にあれこれ突っ込まれると多かれ少なかれ、落ち込んだり、ときには腹が立ったりするので、そういう精神面での健康のためにもライティングは外注したほうがよいです。社内や自分のつてでライターさんを手配できればよいですが、そうではない場合クラウドソーシングなどで探すのが早いです。例えば下記のクラウドワークスは会員登録と発注手数料が無料なので試しにライターさんを探してみてもいいかもしれません。

リード文を使い回す

SNSで発信したりする際、一から文章を考えるのは面倒ですし、あらたな文章を作ると場合によってはお客さんの確認が必要になる場合もあります。作り終わった事例に手を入れ続けるのは非効率なので、事例には必ず本文の前に記事の内容をまとめたリード文をつくり、SNSやメルマガ等で紹介する場合にはリード文を使い回すようにします。

お客様事例は強力なプロモーション素材なので、仕組み化して、できるだけ負担を少なく、量産できる体制を作れるとよいですね。


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