未経験でのマーケティング/Webマーケティング転職、自己PR、志望動機はどうしたらいい?

新卒でマーケティング部に配属になりました、という稀有な存在もいらっしゃるかもしれませんが、僕の経験だとマーケティングに携わっている人は実にさまざまなバックグラウンドを経て、結果的にマーケティング職に流れ着いているように思います。とはいえマーケティングで外せない意識しておくこと、というのはわりと共通しているように思えます。BtoCには関わったことがないのでBtoBでの経験をもとに書きます。

売上につなげるという意識(人事などマーケティング職以外との面接)

マーケティングというとイベントをやったり、チラシ作ったりしているイメージでしょうか。これがWebマーケティングになるとアナリティクスの画面を見ながら唸ってる感じかもしれません。いずれにしてもそれらの作業が最終的に売上に貢献するという意識がないといけません。マーケティングは営業ではないものの、完全なバックオフィスでもなく、微妙な立場です。コストセンターと位置づけられつつも売上への貢献を期待されます。なので、志望動機や面接では、広告や宣伝、クリエイティブやデータ分析の話をする際、必ずその先に売上につなげるというオチをつけた方が採用側は安心します。営業には最初からその意識があるため、あらためてそれをアピールしても響きませんが、人事などは次の面接につなぐ上で理由が必要なので、経営視点をもっている、という要素として申し送りしてくれるでしょう。

データを上手に扱えるという自信(マーケティング担当との面接)

マーケティングの仕事は実にさまざまなことをします。大企業なら細かく分かれていますが、中小企業であればあれもこれも兼務です。成長しがいがありますね……。その中で、データについてリテラシーを持って扱えることは大切です。営業とマーケティングは会社にとって欠かせない両輪であるにもかかわらず、だいたい対立します。そして営業は一番強いです。稼いでくるからです。彼らは常に結果としての数字を持っているので、数字をもとに話をされるとマーケティング側も数字で話をするしかありません。リードの数、コンバージョン率など各種KPIはきちんと設定して測定できるような環境を整えておかないと、信用されません。面接においてこのあたりの設計にもぬかりがない、ということを伝えられれば、あなたを面接するであろうマーケティングマネージャー、もしくはダイレクターは自分の社内の立場としても心強い味方になり得ると評価し、選考が進む可能性も高まるでしょう。

後工程であるインサイドセールスやフィールドセールスのことを意識した提案(営業や社長などの面接)

営業部のマネージャーやダイレクター、そして社長は売上がとても大切です。マーケティングに求めているものはまず、売上に貢献することです。リードを獲得して、いかにインサイドセールスやフィールドセールスがアポ取りや成約に繋げやすいように渡すか、という点を強調します。インサイドセールスだって興味なしの人に電話をしたくはないですし、フィールドセールスだって出張して訪ねた先が冷やかしだとがっかりします。そういうことにならないよう、できるだけ確度の高い、ホットなリードを渡す基準を作ります。基本的にはデータが取りやすいWebでの施策になると思いますが、最近は個人情報保護法も厳しく、またWebサイトを訪れるユーザーのリテラシーも高くなっています。このあたりをどのように自分なら対応するか、説明しつつ自己アピールすれば営業部のマネージャーや、社長からも期待されると思います。かっこいいWebサイトや、素晴らしいイベント、おしゃれなチラシを作れる話はこれに添えるくらいでいいでしょう。

未経験でも施策は語ることができる

未経験で実際にやったことないのに、語っていいのか、と言われそうですが、むしろ語るくらいしかできないです。未経験だから語ることもできない、となると、「経験はないですが根性はあります!雇ってください!」みたいなことしか言えなくなりますし、それでは自己PRになりません。相手がどう思うかは別として、あなたが考えうる最良の施策をプレゼンするのが自己PRだと思います。

志望動機は個人の自由だけど、冷静かつ納得感のあるものがいい

自己PRがきちんとできていれば、志望動機なんておまけです。志望動機なんて突き詰めれば「金稼ぐために働きます」でしかありません。「御社の社風に感銘を受けました」みたいなのは新卒の微笑ましい集団面接くらいでしか聞かないセリフですが、自己PRがきちんとできていればそれでもかまわないです。でもどちらかというと自分の専門性を磨く上で、ピッタリの会社であり、自分が提供できる価値もあるため、会社に利益をもたらしつつ、自分も成長できるWin-Winだからです、くらいの距離感の方がいいと思います。滅私奉公という感じではなく、あくまで冷静に志望先の会社を分析した上で、今後発展する可能性を感じたこと、そのために自分のスキルや能力が活かせると判断したこと、を語るほうが採用側も納得感があります。


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