外資系に転職したいけど英語力が不安…実際どのくらいの英語力が必要?

外資系といえば切っても切り離せないのが英語ですが、入社してみないと実際どのくらいの英語力が必要なのかわかりませんよね。面接の相手によっては英語で行うこともありますが、人事担当とのやりとりは日本語ベースだったりして入社前に英語を使う機会は思ったよりありません。実際の業務でどのくらい必要になるのかを僕の経験から共有します。

メールは英語と日本語で半々くらい

会社や担当業務にもよりますが、マーケティング担当の僕としてはメールはだいたい英語と日本語で半々くらいです。オフィス全体に周知する連絡事項なんかは、ほぼすべてバイリンガルで書かれています。日本語があまり得意ではない外国人スタッフもいるからです。僕の場合は日本人の同僚には日本語でしかメールしませんが、一人でも外国人が宛先にいる場合にはバイリンガル、もしくは英語のみでメールを書きます。英語メールに接する頻度としては毎日触れない日はないです。

職種、役職でも変わってくる

マネージャーやダイレクタークラスだとより経営の中枢に近くなるため、海外本社から連絡がくることも多くなり、必然的に英語でのやり取りが増えます。さらにメールに書かれた比較的平易な英語とは違い、レポートなども読む必要が出てきますし、ミーティングでBIツールを見ながら会話したりと難易度も上がってきます。日常のコミュニケーション以上の英語力が求められるので覚悟したほうがよいです。

TOEICって実際どのくらい目安になるのか

実務においてはあんまり目安にならないと思います。僕は最後に受けたのが10年以上前で、その時850点くらいだった気がしますが、世間で言われているように800点台なら外資系で問題なく仕事ができたかというと、全然そんなことはありませんでした。ある程度の勘がいい人だと文章問題などは雰囲気から察して正解を選ぶことができますし、実際に細部まで理解している英語力が伴っているかを測るのはなかなか難しいのかもしれません。ただ、この勘が働くかどうかというのは非常に重要で、発音や語彙の関係でよくわからなかった相手の発言を察する能力は役に立つので、そういった意味では勘の能力込でTOEICは目安として役に立つのかもしれないですね。

不安なうちはテクノロジーの力を借りる

この数年で翻訳ツールが目覚ましい進化を遂げているのは皆さんご存知かと思いますが、DeepLが出てきてから英語のメールや英語のレポートなどを読むのがとても楽になりました。ただ、無料版だとDeepLに内容が保存されてしまうようなので、機密情報は翻訳しないように気をつけたほうがいいです。僕の場合は自分で作成した英文を一度DeepLにかけてみて、意味が通じる日本語が出てくるか、思わぬ変な表現になっていないかを確認するのによく使います。あとは頭が疲れていて大量の英文を読む気にならないとき、一度日本語にしてざっくり内容を把握してから英文にとりかかるようにしています。あと、会議ツールにもよるかもしれませんが、MS teamsだとミーティングを録画して、それをスクリプトに文字起こしする機能が備わっています。議事録担当に指名されたときなどは、英語力が不安だととても辛いので、参加者に一言断りを入れてから録画するのもいいと思います。

そのうち慣れる

身も蓋もないですが入社して一定期間、不安でつらい時期をなんとかしのいでいると、なんとなく慣れてきます。これは英語力の向上も関係しているとは思いますが、会社の会議の仕方や、参加者の発言の癖、会議の流れなどに慣れてくると、常に気を張って緊張せずとも要所要所をおさえておけばなんとかなるようになります。不安な気持ちが勝って外資系への転職や就職をとまどうかもしれないですが、入ってから慣れることもあるので、やりたい仕事や働きたい環境を優先して気負いすぎずに入社してみるのもよいかもしれません。


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