「外資系」って一括りにされがちですが、実にさまざまな企業が存在します(当たり前ではあるのですが)。なんとなく、ふんわりと一般的に共通の概念として存在する外資系ってアメリカっぽい印象ありませんか?僕はありました。僕は欧州系でしか働いたことがないので、米系や中国系のことはよく知りませんが、欧州系を紹介して(あれ、思ってたのと違う)とか(想像通り)とか思ってもらえるとうれしいです。
欧州系はのんびりしてる印象
のんびりしています。僕が関わる本社関連のプロジェクトなんかも期限があってないようなもので(バックオフィスで顧客に詰められないからということもあると思いますが)、気がつけばはや数ヶ月音沙汰なしなんてこともあります。僕ももともとのんびりした性分なので、気楽といえば気楽なのですが(ほんとに大丈夫なのかな……? 担当辞めた?)とか不安になってきます。とはいっても全然仕事をしないというわけではなくて、最終的にはちゃんと着地します。ただ日本のようにこまめな進捗確認、一定のペースで無事ゴール、みたいな感じの仕事の仕方ではないですね。夏季休暇なんかも一カ月とったりする猛者もいます(だいたい長くても2週間くらいが平均な気がします)。
英語が母国語じゃないこともある
ヨーロッパの国にはそれぞれ母国語があります。中にはほぼ母国語同然に、幼い頃から語学教育を受けてバイリンガルやトリリンガルだったりする国もあると思いますが、一方で国によっては英語を話すのは一部の大企業の人だけで、街中の小さな商店やスーパーでは英語が通じないなんてこともあります。本社を訪ねたりすると海外オフィスとのやりとりがある部署の人は英語が堪能な反面、国内向けの仕事をしている人はあまり英語を話さなかったりします。本社にいる自分のカウンターパートと会話するときも、英語が母国語じゃない同士なので、発音や語彙の面でわりとわかりやすい英語を話してくれるのがありがたいです。
時差が許容範囲
日本の夕方にヨーロッパは朝を迎えます。サマータイムなどの設定で季節によって一時間ズレはありますが、基本的にあちらの朝はこちらの夕方で定時内です。なのでミーティングなんかもあちらが勤務を開始したくらいのタイミングでこちらの勤務終了前に行うことが多いです。これがアメリカだとこちらの夕方はあちらの夜中や深夜だったりしますし、こちらの朝でも山岳部時間以東はもう夜という感じなので、ミーティングしづらいです。なのでヨーロッパが本社だと定時内で事が済んでありがたいです。
(おまけ)出張ついでにいろんな国に寄りやすい
EUは加盟国に入国すればシェンゲン協定があるので、他の加盟国に行く際に出国や入国しなくて済みます。乗り継ぎで目的地に行くときも便利ですし、出張ついでにちょっと周辺の国に足を伸ばすときも面倒くさくなくてよいですね。せっかく10時間前後のフライトを経て欧州まで行くのですから、ついでに旅行してこられるというのは出張のモチベーションになります(僕はそんなに旅行好きではないですが……)。
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